2017年7月27日木曜日

トランプ大統領がまたトランスをターゲットに!

 
 
 
米軍は以前DADT(Don't ask, don't tell)という システムがまかり通っていまして…。

言わない聞かないというのは、つまりゲイであることをカムアウトしない、また、誰かがゲイだと判ってもあえてそれを問うたりしない、そういう形で形式上米軍にはゲイはいないことになっていたのです。

それが2011年にオバマ大統領がDADTを廃止、つまり、LGBであって、それをカムアウトしてなお軍にいることができるという形に変えられたのです。

ただこのときはトランスジェンダーに関しての話は無く、トランスジェンダー差別は続いている!として、当時の当事者団体はあえて喜びを表明せずに、トランスジェンダーが職業選択の自由として軍においても働けるようにと戦っていこう!と誓ったのです。

そして、昨年のプライド月間にオバマ大統領は、Stonewall innを国定史跡に登録し、さらに、トランスジェンダーが米軍で働けるように大統領令を出したのです。
With Transgender Military Ban Lifted, Obama Cements Historic LGBT Rights Legacy

また、昨年、トランスジェンダーが出生証明の性別のトイレ利用以外認めない法律をノースカロライナ州で作られた時には、オバマが大統領令で、全米の公立学校においてトランスジェンダーが望むトイレを利用できるようにしたのですが…。

トイレの大統領令については、就任直後に、そして、トランスジェンダーが米軍で働ける権利についても破棄されてしまいました。

アメリカにおける、トランスジェンダーの人権の後退は、少なからず海外にも波及することがあり油断できません。

また、この様な決定が、トランスジェンダーに対するヘイトにつながらないことを祈ります。



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